Python 3.4 に matplotlib を入れる

T_NAKA さんのブログを拝見していたら(参照)、Python で簡単に数学の関数グラフが描けるようである。これはいいというので、自分も試してみました。

コードはこんなに簡単。

from numpy import *
import pylab as plt

x = linspace(-10, 10, 100)
y = x

plt.plot(x,y)
plt.show()

グラフはこんな感じ。

関数の部分を適当に替えてみる。

x = linspace(-3, 3, 100)
y = x ** 4 + 2 * 5 ** 3 - 10 * x ** 2 + 5 * x  + 4

こんな感じ。横軸と画面の大きさを指定すると、縦軸は勝手に上手く取ってくれるようだ。


インストールについて。コードを見ると、pylab というモジュールを使っている。ぐぐってみると、matplotlib というライブラリに入っているらしい。(numpy は既に入れていました(参照)。)

というのでさらにぐぐってみると、公式ページがある。そこのインストールのところを見ると、Linux ではパッケージマネージャで入れればよいとある(参照)。それなら簡単とやってみる。さて、インストールできた筈と実行してみるが、上手くいかない。Python 3 のせいかなと、Python 2 でやってみるが、これも上手くいかない。これはおそらく、Python のインストールに virtualenv を使っているせいだろう、どうしたらよいものかと悩んで、とりあえず $ pip install matplotlib をやってみたら、あっさり開通。なんだ、pip でインストールできるのではないか。

ということで上のコードを実行してみたところ、上手くいきました。


しかし、こういうところは Ruby はまだまだ Python に全然敵わないね(Gem を探せばあるのかな*1)。Ruby 好きとしては、Ruby 頑張れと思う。Python さすが。


※追記
Ruby にも Nyaplot っていうプロット・ライブラリがあるようだ(参照)。ただこれ、ぐぐってみると Python で書かれたツールJupyter Notebook)を RubyIRuby ってのらしい)その他で使うらしいのだよね。こういうのもアリだろうな。おもしろい。それから、SciRuby ってのもあるらしいが、こりゃネーミングは完全に SciPy のパクリだな。

pylab は極めて簡単に使えるのがいいですね。


※追追記(4/13)
Nyaplot ってどうもすごいらしい。Ruby Prize 2015 を受賞しています。作者は日本人でまだ若い人。Ruby もやっぱりやるわ。

*1:わりと簡単に使えるのがありました。次の記事をどうぞ。